昨日は「何のために採用活動を行うのか?」について書きました。本日は人事システム(右図)についてです。
まず、人事システムの目的は以下の2つがあります。
①戦略を円滑に実行するため
②長期的に人材を育成するため
①戦略を円滑に実行するためには、組織に不足している部署や人材の能力を適切に把握し、適材を適時に採用し、適所に配置する必要があります。
②採用した人材が最高のパフォーマンスを発揮するためには組織として適切に評価し、報酬を与え、育成していく必要があります。
いたってシンプルな理由ですが、人材を採用する前にまず採用後の人事システムを頭に入れておいた方がいいですよね。組織が小さい内はあまり気にしないかもしれませんが、大きくなってきたときに慌てないよう、早い内から構築しても良いと思います。
また、人事システムは、大きく分けて次の6つのサブシステム(採用、配置、評価、報酬、育成、退職)から構成されています。それぞれのシステムがつながっていることが重要であり、単体を論じるだけでは本当の意義が見えなくなります。