これまで転職市場では「35歳限界説」がありました。具体的に言うと、転職の条件や自分が持つスキルによっては、年齢の壁があるということ。その年齢の目安が「35歳」というだけで、年齢だけで転職ができなくなるということではありません。
①転職の条件とは何か?
未経験の場合は以下の2つの求人パターンが多いそうです。
・第二新卒(新卒1~3年目)対象(およそ20代後半まで)
→企業からすれば、将来を見込み一から指導しても30代前半までには十分に育つだろうという人材。
・社会人経験者3年以上で、基本的なビジネススキルが身についている人
→論理的な考え方、コミュニケーション、意欲など、いわゆる「人間力」ですね。
②自分が持つスキルとは何か?
30代となればいわゆるミドル層であり、それなりのリーダーシップ、マネジメントが求められます。
ハーバード大学のロバート・カッツ教授が提唱する管理職の階層に応じて求められるスキルで言えば、ヒューマンスキル(対人関係能力)と、コンセプチュアルスキル(概念化能力)の比率が大きくなっていく層ですね。となると、30代までにはそれなりの知識や経験を積んでおく必要があるでしょう。
しかし、本日の日経新聞では「40歳からの転職術 崩れる『35歳限界説』」ということで、人材不足を背景に最近では40代以上向けの市場が広がっているそうです。ということは、転職先をどう選ぶか、お金はどれくらい準備が必要かが大事になってきますね。
自分のキャリアを考える上での3つの視点を踏まえ、自分らしく働いていきたいですね。
・やるべきことは何か(Must)
・やりたいことは何か(Will)
・できることは何か(Can)