次世代へのバトン

 中小企業庁によれば、今後5年間で30万以上の経営者が70歳になるにもかかわらず6割が後継者未定の状態とのことで、深刻な状況ですね(「あしたのチーム総研」さんより引用)。

 

 「痛くない注射針」として日本が誇るものづくりの技術を持つ岡野工業(墨田区)ですら後継者問題に直面しているわけですから驚きです。(BLOGOSさんの記事より)

 

 後継者不足の理由は、親子のコミュニケーション不足、経営者に子どもにとってその企業や仕事が合わない(または向いていない)ので継がない、経営者が未婚で跡継ぎそのものがいないなど色々あります(参考:プレジデントオンライン「企業の後継者問題、その9割の原因とは?」)。

 

 そういえば以前に金融機関の方からも後継者不足の深刻さを伺ったことを覚えています。確か未婚の経営者に対しては、金融機関が出会いを促進させる知識やノウハウを持つ民間企業と手を組み、未婚の後継者と異性を会わせる機会を設けるなどしているようですね。未婚化の上昇、晩婚化が進んでいることもあり後継者不足として“そもそも”の問題も起きているのだなと。

 

 私もいずれは直面するであろう後継者の問題。決して他人事ではないなと。子どものみならず社員でも継ぎたくなるような会社づくりを今からしていこう。