「10年後も自社が生き残る自信はありますか?」
今年も何人かの起業志望の学生さんとお会いしています。そのような中でたまに出る話題は、企業の生存率の話。
「企業って1年以内に70%が倒産して、3~5年以内には10パーセント程度しか残らず、10年で5パーセントくらいしか残らないってホントですか?」。
実際はどうなんでしょう。個人も法人も混ざっている感じもします。
根拠となるデータを出した方が良いので中小企業庁の「中小企業白書」や「小規模企業白書」のデータをお借りすると、創業後 10 年後 には約30%の企業が、20 年後には約50%の企業が退出しているようですね。
逆に言えば、10年後までに約70%は生き残り、20年後は約50%が生き残っていると言えます。生存率は高いと言えば高いのかもしれません。
そもそも、これから起業しようとする人に「10年後も自社が生き残る自信はありますか?」とは愚問かもしれませんね。「なんとなく」で起業しようとしている人に現実を見せつけるには良いかもしれませんが、そうでない方にとっては「そんなもん、やってみなくちゃわからないだろ」となるのではと。
たまにyoutubeの広告で上記のような煽り文句を使った商材がありますが、中身を見てみると「その商材を使ったビジネスの方が10年後は危ないんじゃないかな・・・」と思ったり(汗)。