何足までわらじを履けるか

 「二足のわらじを履く」という言葉がありますね。これは、同一の人物が異なる二種の業を兼ねることを指します。

 

 さて、果たして人は何足までわらじを履けるのでしょう?

 

 2年ほど前にNHK「クローズアップ現代」で「“二枚目の名刺”が革新を生む」というテーマを放映していました。二枚目の名刺の効用は、従来の組織や地域の枠組みを超えた新しい「つながり」を作ることで様々な課題の解決に新たな活路を見出し、個人としても新たな生きがいや豊かさにつながるというものです。

 

 私自身も自社の代表取締役、NPO法人の副理事、社団法人の副代表と、一応「三足」のわらじを履いております。なぜそれだけやるかと言われれば、それぞれの企業で目的が異なっており、そこに対して自分なりにできることがあるからです。当然、本業となる自社の事業活動が最も優先度も重要度も高いですが、それ以外の少しの時間でも社会の変革のためにできることであればと思い、仲間と一緒に活動しています。

 

 果たして自分は何足までわらじを履くことができるのでしょう。今でも時間や労力の面でかなり目いっぱいな感じがありますが、自社ではできないようなやりたいことやお誘いがあるとつい心がウズウズし、新たなわらじを用意したくなります。今日はそんなことを経験した一日でした。